2026年6月15日
こんにちは! 院長の渡邊です。
本日は、これもお問い合わせの多い、顎関節のテーマについてまとめます。
「口を開けるとカクカク音がする」「朝起きると顎がだるい」「(痛くて)大きく口が開けれない」。
このような症状でお悩みではありませんか?
これらは「顎関節症(がくかんせつしょう)」と呼ばれる病気のサインかもしれません。
顎関節症は比較的よく見られる疾患ですが、実際には正しい知識が十分に広まっておらず、不安を抱えたまま過ごしている方も少なくありません。
今回は、こんな顎関節症の原因や症状、治療法についてわかりやすく解説します。
顎関節症とは
顎関節症とは、耳の前にある「顎関節」や、その周囲の筋肉に異常が生じることで、
・顎が痛い
・口が開けにくい
・顎を動かすと音がする
といった症状が現れる病気です。

顎関節症は一つの病気ではなく、いくつかのタイプに分けられます。
① 筋肉の痛み(筋・筋膜痛)
顎を動かす筋肉が疲労し、痛みが生じるタイプです。
② 関節の痛み
顎関節そのものに炎症や負担がかかっている状態です。
③ 関節円板のずれ
顎関節の中にはクッションの役割をする「関節円板」があります。この円板がずれることで、「カクッ」という音や開口障害が起こります。
④ 顎の骨の変形
長期間の負担などにより、顎の骨が変形するタイプです。
顎関節症の原因は?
実は、顎関節症の原因にはまだ解明されていない部分が多くあります。
以前は「かみ合わせの異常が原因」と考えられていましたが、現在ではそれだけでは説明できないことが分かっています。
近年では、
・食いしばり・歯ぎしり
・ストレス
・頬杖やうつ伏せ寝
・長時間のスマートフォン操作
・硬いものを片側だけで咬む習慣
など、さまざまな要因が関係すると考えられています。
顎関節症の症状チェック
次のような症状はありませんか?
☑ 口を開けると顎が痛い
☑ 顎を動かすと音がする
☑ 口が大きく開かない
☑ 食事の際に顎が疲れる
☑ 朝起きると顎やこめかみがだるい
一つでも当てはまる場合は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症は自然に良くなることもある?
顎関節症の多くは、「自然に改善する力(self-limiting)」を持つ病気と考えられています。
そのため、必要以上に積極的な治療を行うのではなく、まずは症状や生活習慣を確認し、保存的な治療を行うことが重要です。
逆に、症状があるからといって、すぐに歯を削ったり、かみ合わせを大きく変えたりする治療は慎重に判断する必要があります。
顎関節症の治療法
当院では、まず正確な診断を行い、症状に応じた治療を行っています。
生活習慣の改善
・日中は食いしばらないことを意識する
・頬杖を避ける
・大きく口を開けすぎない
・硬い食べ物を控える
これだけでも症状が改善することがあります。

お薬による治療
痛みが強い場合には、カロナール・ロキソニンなどの鎮痛薬を使用することがあります。
開口訓練・運動療法
口を開ける練習やストレッチを行い、顎の動きを改善します。
マウスピース(スプリント療法)
歯ぎしりや食いしばりが強い場合には、夜間にマウスピースを使用することがあります。
ただし、マウスピースは万能ではなく、症状や原因に応じて適切に使用することが重要です。
こんな症状がある方はご相談ください
・顎が痛くて食事がつらい
・口が開きにくい
・顎の音が気になる
・朝起きると顎が疲れている
・歯ぎしりや食いしばりを指摘された
顎関節症は、早めに適切な診断を受けることで、症状の改善につながることが多い病気です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
当院では、お一人おひとりの症状を丁寧に診査し、できるだけ負担の少ない治療をご提案しています。
西宮市、芦屋市、尼崎市、神戸市や大阪府近郊エリアで、顎関節症のお悩みを相談する歯科医院をお探しの方にも、
是非当院を受診いただけましたらと思います。
皆さまのお問い合わせ、ご来院をいつもお待ちしております。
院長 渡邊 翔太