2026年5月11日
こんにちは! 院長の渡邊です。
本日は「むし歯」のテーマでお伝えしたい、導入の部分をご説明いたします。
「むし歯になったら歯医者で削って詰める」多くの方が、これを当たり前だと思っているかもしれません。
しかし現在、世界の歯科医療は大きく変わりつつあります。
目指しているのは、“むし歯を作らないこと”。
今回は、当院が大切にしている「むし歯予防」の考え方について、まずは日本の現状からお話していきます。
実は世界では“むし歯ゼロ”を目指す動きが既に進んでいます。
世界では、約24億人が永久歯のむし歯を経験、約6億人が乳歯のむし歯を経験しているといわれています。
こうした背景から、世界では「むし歯になってから治す」のではなく、「むし歯にならないよう管理する」という考え方が主流になってきています。
2018年には、The Alliance for a Cavity-Free Future Japan Chapter
(う窩のない未来への同盟 日本支部)も発足し、日本でも“むし歯ゼロ”を目指す取り組みが始まっています。
それでも日本では、むし歯はまだ大きな問題です。
一方で、日本ではまだ「100%むし歯ゼロ」には程遠いのが現状です。
むし歯は今でも、歯を失う原因の上位に入っています。

しかも、むし歯は一度治療して終わりではありません。
小さなむし歯治療から始まる“歯のデススパイラル”
歯は、一度削ると元には戻りません。
小さなむし歯を削って詰める
↓
時間が経って再発する
↓
さらに大きく削る
↓
被せ物になる
↓
神経の治療になる
↓
最後は抜歯…
とても辛いですよね。
この流れは、「歯のデススパイラル」とも呼ばれています。
最初は幼少期のほんの小さなむし歯が始まりであっても、
一度治療がスタートすると、この流れに抗うことはとてもとても難しくなります。
ですから、
小さなお子さんの1本のむし歯すら、決して軽く捉えてはいけないのです。

もちろん、必要な治療は大切です。しかし本当に大事なのは、
「そもそも削る必要がない状作ること」
私たち歯医者さんは、むし歯を見つけては一生懸命治療して、きれいにして、
それなりに感謝もしていただいて、ありがたい仕事をさせていただいているな という自覚はあります。
もちろん、治療は大事なのです。
しかし本当に大切なのは、「そもそも削る必要がない状態を作ること」ではないでしょうか。
当院が大切にしていること
当院では、
・むし歯の原因を知ること
・患者さんごとのリスクを把握すること
・予防を続けること
をとても大切にしています。
同じように歯みがきをしていても、むし歯になりやすい人、なりにくい人 がいます。
その違いには、唾液の性質、食生活、間食の回数、細菌の種類、フッ素の使用状況など、
さまざまな要因が関係しています。
つまり、「ただ削って治すだけ」では根本的な解決にならないことも多いのです。
そもそも歯を削らなくてはならない状況を作らないために、
個々の患者さんが抱える「むし歯リスク」を十分に把握、共有し、
当院と2人3脚でむし歯を予防していけるような、検診の仕組みをご提案することを心がけております。
西宮市、芦屋市、尼崎市、大阪府近郊のエリアで歯医者さんを探しておられる方や、
むし歯に限らず「予防歯科」「定期検診」をしっかり続けていきたいという皆さまに、
最善の歯科的アプローチをご提供していきたいと考えています。
次回の「むし歯」テーマでは、「なぜむし歯になるのか」を詳しくまとめさせていただきたいと思います。
日頃の不安や、気になることなどありましたらいつでも当院にご相談くださいね。
皆さまのお問い合わせ、ご予約・ご来院をいつもお待ちしております。
院長 渡邊 翔太