2026年8月11日
こんにちは! 院長の渡邊です。
いよいよ夏真っ盛りですが、いかがお過ごしでしょうか?
暑すぎて、食欲が落ちたり、偏った食事になりやすい季節ですが、
「歯」よりも「身体」を十分大切にして、生活を送りたいところですね。
さて、
「歯周病は歯が抜ける原因になる病気」
そう思われている方も多いかもしれません。
もちろん、歯周病が進行すると歯を支える骨が少しずつ失われ、最終的には歯を失うことにつながります。
しかし近年では、歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身の健康にも関係する病気として注目されています。
その中でも今回は、「歯周病と認知症の関係」についてご紹介します。
歯周病はお口だけの病気ではありません
歯周病は、歯と歯ぐきの境目に細菌が増えることで、歯ぐきに炎症が起こる病気です。
初期の段階では痛みなどの自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
しかし、歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症によって生じた物質や歯周病菌などが、血液を介して全身に影響を及ぼす可能性があります。
そのため現在では、
「歯周病を予防することは、歯を守るだけでなく、全身の健康を守ることにもつながる」
と考えられています。
歯周病と認知症にはどんな関係がある?
近年、歯周病と認知症、特にアルツハイマー型認知症との関連について研究が進められています。
歯周病の原因となる細菌や、歯周病によって生じる慢性的な炎症が、脳を含む全身に影響を与える可能性が指摘されています。
また、歯を失うことで噛む機会が減ることも、認知機能との関連が研究されています。
ただし、
「歯周病になると認知症になる」
という単純な関係が証明されているわけではありません。
認知症には、年齢、生活習慣、遺伝的要因、糖尿病や高血圧など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、歯周病と認知症の関係については、現在も研究が続けられている段階です。
「咬むこと」も健康に大切です
歯を健康に保つことは、単に「食べ物を食べられる」ということだけではありません。
しっかり噛むためには、歯だけでなく、歯を支える歯ぐきや顎の骨、舌、頬など、お口全体が健康であることが重要です。
また、よく噛んで食事をすることは、
・食べ物を細かくする
・唾液の分泌を促す
・消化を助ける
・食事を楽しむ
など、さまざまな役割があります。
さらに、噛むという行為と脳機能との関係についても研究が行われています。
だからこそ、「できるだけ自分の歯を長く使う」ことは、健康的な生活を送るうえでとても大切なのです。

歯を失う前に、歯周病を予防しましょう
歯周病は、かなり進行するまで強い痛みが出ないことがあります。
「痛くないから大丈夫」
と思っていても、実際には歯周病が進行しているケースも少なくありません。
歯周病を予防するためには、
① 毎日の歯磨き
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスなども活用し、歯と歯の間まできれいにすることが大切です。
② 定期的な歯科検診
歯科医院では、歯ぐきの状態や歯周ポケット、歯石の付着状況などを確認することができます。
自分では気づきにくい歯周病を早期に発見するためにも、定期的な検診がおすすめです。
③ 歯科医院でのクリーニング
毎日の歯磨きだけでは、どうしても取りきれない汚れがあります。
歯石や細かなプラークなどを歯科医院で定期的にクリーニングすることで、歯周病の予防・管理につながります。
お口の健康は、将来の健康にもつながります
「歯医者さんは歯が痛くなったら行くところ」
というイメージを持っている方もまだ多いかもしれません。
しかし、歯科医院の役割は、痛くなった歯を治療することだけではありません。
歯を失わないように予防すること。
そして、
いつまでも自分の歯で食事を楽しめるお口を維持すること。
これも歯科医院の大切な役割です。

歯周病と全身の健康との関係については、まだ研究が続いている部分もあります。
だからこそ、「歯周病が認知症を引き起こす」と断定するのではなく、
まずはお口の健康を良好に保つことが、将来の健康を守るための一つの大切な習慣と考えていただければと思います。
「最近、歯ぐきから血が出る」
「歯磨きをすると歯ぐきが腫れる」
「以前より歯が動く気がする」
「しばらく歯科検診を受けていない」
このような症状や心当たりがある方は、一度歯科医院でお口の状態を確認してみましょう。
歯を守ることは、毎日の食事を守り、これからの健康を守ることにもつながります。
けいデンタルクリニックでは、むし歯や歯周病の治療だけでなく、患者さまのお口の健康を長く維持するための予防歯科にも力を入れています。
西宮市、芦屋市、尼崎市、神戸市、大阪府近郊エリアで、歯医者さんをお探しの皆さまにつきましても、
どのようなお悩み、問い合わせなども、いつでも受け付けております。
どうぞお気軽にご相談くださいね。
院長 渡邊 翔太